レビュー

GameSir G7 Pro ゼンゼロコラボモデル レビュー|限定デザインの最上級ファングッズ

今回はGameSirのコントローラー、「GameSir G7 Pro  ZZZ(ゼンレスゾーンゼロコラボモデル)」をメーカーよりご提供いただきました。

このコントローラーは「GameSir G7 Pro」の「Zenless Zone Zero(ゼンレスゾーンゼロ)」コラボ限定モデルです。G7 Proの機能はそのままに、ゼンゼロファンのために見た目がカスタマイズされた特別仕様となっています。

僕自身は、ゼンゼロの世界観とアートスタイルが大好きで、結構ヘビーにゼンゼロをプレイしています。

定価19,999円とゲームコントローラーとしてはかなり高価な部類なこの製品ですが、一ファンの目線で、価格に見合った価値があるのかどうか実際に触って確かめてみたいと思います。

製品提供により記事を作成しています

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GameSir G7 Pro ZZZ(ゼンゼロコラボモデル)の詳細スペック

公式より

「GameSir G7 Pro ZZZ(ゼンレスゾーンゼロコラボモデル)」の詳細スペックです。基本的には「G7 Pro」標準モデルと機能に差はありません。

項目 スペック
製品名 GameSir G7 Pro Zenless Zone Zero Edition
コラボ/ライセンス GameSir × Zenless Zone Zero(HoYoverse)
公式コラボ/Xbox向け公式ライセンス
対応プラットフォーム Xbox Series X|S / Xbox One / PC / Android
接続方式 2.4G無線・有線(Xbox/PC)、Bluetooth 5.3(Android)
ポーリングレート 1000Hz(PC:有線・2.4G)
アナログスティック GameSir Mag-Res™ TMR sticks
トリガー ホールエフェクトアナログトリガー
トリガーストップ マイクロスイッチトリガーストップ
(クリック感のあるトリガーストップ)
ABXYボタン 光学式マイクロスイッチ
D-pad メカニカルマイクロスイッチ
振動モーター 4基(各グリップ+各トリガーに1基ずつ)
追加リマップボタン数 4(R4/L4:背面、R5/L5:ミニバンパー)
モーション(ジャイロ) あり(PCのみ)
オーディオ端子 3.5mm
(有線・2.4G無線の両方で対応)
バッテリー容量 1200mAh
充電時間 2.5時間
(5V⎓1A、GameSir Labテスト)
連続駆動時間 約10時間
(一般的な使用条件、GameSir Labテスト)
充電ステーション 付属
(Smart Auto Start-Stop Charging Station)
対応ソフト/アプリ GameSir Nexus
フェイスプレート 3分割のマグネット着脱式
付属品 追加フェイスプレート×1
充電ステーション×1
レシーバー×1
D-pad×2
3m Type-C ケーブル×1
交換可能なスティック×8
シリコン親指カバー×4
キャリングケース×1
本体サイズ 152×103×58 mm
重量 272 g

TMRスティックやトリガーストップを搭載し、ポーリングレートも1000Hzに対応と、最近の高価格帯コントローラーに必要とされる多くの機能を搭載しています。その他の項目を見ても、スペックを見る限りではなかなかに隙のないコントローラーと言えます。

ただ、Xboxのライセンス商品のためか、Switchで使えないのは少し残念です。対応ハードはPC、Xbox、Androidのみ。

また、この製品は化粧箱をはじめ、交換用のフェイスプレートやケーブルに至るまで、ありとあらゆる部分がゼンゼロ仕様になっています。この点は同ゲームのファンにとっては、性能で図ることのできない魅力になりそうです。

GameSir G7 Pro ZZZ 開封&外観

実際に開封して製品の外観を見ていきます。

とにかく箱が大きいです。この製品に対するメーカーの熱量の高さを感じます。とてもコントローラーが入っている箱のサイズとは思えません。

化粧箱の前面にでかでかと見える大きなゲームのロゴマークと「ZENLESS ZONE ZERO」の文字に、期待感が高まります。

外側の箱をスライドして外すと、中から三段の引き出しが現れました。1段目にキーホルダーと説明書。2段目にアクセサリー。三段目がコントローラー本体が収納されています。

順番に確認していきます。

キーホルダー&マニュアル・ゲーム内交換コード(1段目)

最上段を引き出してみると、キーホルダーと取扱説明書などの紙類が入っています。

キーホルダーは、ゼンゼロの主人公であるリンちゃんとアキラくんとイアスが一緒にゲームをプレイするイラストのアクリルキーホルダーです。二層になっていて前面にアキラ、後後面にリンとイアスが描かれています。少し汚れて見えるのは保護フィルムです。(本気でコレクションとしてとっておきたいので、本レビューでは剝がしませんごめんなさい。)

二層になっているだけでなく金具の作りも凄く良いです。所有欲が満たされる感じで、ファンとしてはテンションが上がります。

ただ、このキーホルダー、サイズがかなりでかいです。クレジットカードと同じくらいのサイズ感。ちょっと大きすぎるため、うれしい反面、頻繁に持ち歩くものに付けておくのはちょっと難しいかな…とも思いました。

紙類は取扱説明書やステッカー、「XBOX GAME PASS ULTIMATE」の1ヶ月体験コードゼンゼロのゲーム内アイテムがもらえるコードがついています。

ゲーム内アイテム引き換えコードの紙もゼンゼロ仕様で、ロゴやイアスたちボンプのイラストがかわいいです。

引き換え期限が一番下に小さく書かれています。引き換え忘れに注意。

交換用フェイスプレート・各種アクセサリー(2段目)

2段目の引き出しには、3m Type-C ケーブル、2.4GHz用レシーバー、交換用デジタルパッド×2、交換用スティック×2、サムスティックパッド×4、交換用フェイスプレートが入っています。付属品一式、といった感じです。

スティックやサムパッド、フェイスプレートのカスタマイズについては後述します。

ケーブルの先端にはゼンゼロのロゴやボンプが印刷されています。ケーブルタイにまでゼンゼロの文字が。

細かいところまでゼンゼロ仕様となっていて、使う前からテンションが上がります。

コントローラー本体・ケース・充電ステーション(3段目)

3段目はコントローラー本体とキャリングケース、充電ドックが入っています。

ケースを開けてみるとこんな感じです。ドックはケースの中に入っています。ケース内部のスペースには、本体とドックに加えてケース上部にケーブル類が収納できるポケットがあります。

ただ、コントローラーを持ち運ぶときにドックは必要だろうか…とは思いました。僕だったらコントローラーだけ持ち歩きたいと思いました。

ケース背面には蓋がついており、充電用のケーブルをドックと接続することができます。これにより、ケースを閉じたままドック経由でコントローラー本体を充電することが可能です。

ケースの蓋を少し開けて充電しなければならない製品が多い中、これは画期的だと思いました。

ケースから本体を取り出してみると、中に交換用のスティックが3セット入っています。

先ほどの引き出し2段目に入っていた、交換用十字キーのパーツをしまっておくスペースもあります。

交換用スティックは先端の形状と長さが異なる三種類。こちらも先ほどの引き出し2段目の交換用スティックと合わせて、全部で8本のスティックの中から自分のプレイスタイルに合わせて交換が可能です。

実際にスティックを交換する様子は後述します。

本体外観とボタンレイアウトを確認

前面には光学式のマイクロスイッチのABXYボタン(ボタンのフォントがゼンゼロ仕様)、左右のサムスティックはドリフトしづらいTMRスティック。

各ボタンの仕様

  • ABXYボタン
    → 光学式のマイクロスイッチ
  • 十字ボタン
    → メカニカルマイクロスイッチ
  • スティック
    → TMRスティック

どちらも耐久性に優れています。

Xboxライセンス商品ということもあり、キー配置がXbox仕様になっています。中央下にはマイク用の音量調整ボタンがあります。

上部はLB・RBボタン、LT・RTトリガー、L5・R5の追加ボタンがあります。Type-Cの端子からは有線での接続と充電ができます。

Type-C端子の横にはスリットがありますが、これはケーブルが抜けづらくするためのパーツをつける部分だと思います。そのパーツは付属していませんでした。

底面には4極3.5mmオーディオジャックを搭載。ヘッドセットを接続すれば、オーディオの出力とマイクの入力が可能になります。

左右にはBluetooth用のペアリングボタンとマイクミュートボタンがあります。

背面にはL4・R4とそのボタン入力の有効/無効を切り替えるスイッチ、トリガーのストロークの有無を切り替えるスイッチ、無線時の接続モードを切り替えるスイッチがあります。充電ドックと接続するときの接点も背面にあります。

トリガー部分は上記画像の背面スイッチによって、マイクロスイッチのデジタル入力(画像左)とストロークのあるアナログ入力(画像右)を切り替えることができます。レースゲームではストロークあり、FPSではストロークなし、みたいな切り替えができるのは嬉しいポイントです。

見た目のカスタマイズが可能(ゼンゼロ仕様の前面デザインが秀逸)

豊富なカスタマイズパーツが付属しているため、自分好みに見た目を変更することができます。

ゼンゼロデザインの交換パーツはフェイスプレートと、スティックにはめるラバーのカバーです。コントローラー自体の交換パーツとして十字キーのパーツが2種類、丸形と十字型のものが付属しています。

ラバーのサムグリップをスティック装着してみました。デフォルメされたアキラ君とリンちゃんがかわいらしいです。

しかし、僕にはこれをつけたままの操作はしづらく、実用性はあまりないように思えました。

交換用のフェイスプレートを装着してみました。半透明なボディに白でゼンゼロのキャラクターや文字がちりばめられています。最初についていた黒のものが大人っぽいイメージだとすると、こっちの白はポップで楽しげな感じです。

一つのコントローラーで2種類の全く違う見た目が楽しめるのは、なんだかコントローラーを2つ手に入れたような気がするようでお得な気分です。

実際の使用感。多機能で使い勝手よし。

ここからは実際に使用していく中で僕が感じた感想を交えてレビューをしていきます。

PCとの接続方法は有線・2.4GHz無線・Bluetoothの 3種類

GameSir G7 Pro ZZZは3種類の接続方法に対応しています。BluetoothでPCやAndroidと、2.4GHzでPCやXboxとつないで遊ぶことができます。

有線接続・2.4GHz・Bluetoothの3種類すべてに対応しているコントローラーは少ない印象があります。レシーバーを用いた無線接続に対応しているのは個人的に嬉しい点です。

ドックにレシーバーを挿してPCやXboxとケーブルで接続することでも無線通信が可能です。USBポート一つで無線接続からドックによる充電までが完結できるため便利です。

専用ソフト「GameSir Nexus」との連携

GameSir の公式サイトからダウンロードできる「GameSir Nexus」では、あらゆる設定をカスタマイズすることが可能です。

振動の有無や強さの調整、トリガーとスティックの感度調整、ジャイロやスティックの補正もこのソフトから行うことができます。

デフォルトでは少しスティックにデッドゾーンが設定されていますが、個人的にはデッドゾーンは0に設定して使うのが好きです。ソフトのインターフェースがめちゃくちゃわかりやすくて、すごく直感的に使えるのはありがたいです。

各種ボタンのマッピング変更、キー割り当てにもこのソフトを使用します。

背面ボタンやL5・R5ボタンなどの追加ボタンはデフォルトでは何にも割り当てられていません。自分の好みのボタン割り当てをするにはこのソフトが必要です。

トリガーボタンの振動機能が新鮮

GameSir G7 Pro ZZZ には振動モーターが4つ搭載されています。一般的なコントローラーは、本体のグリップ部分に2つですが、この製品はトリガーボタン部分にも振動モーターが搭載されています。

トリガーを押し込んだ強さに応じて振動も強くなるようになっているため、より臨場感のあるゲーム体験ができるだろうと期待が膨らみました。特にレースゲームなんかはものすごく楽しめるのではないでしょうか。ただ、ゼンゼロではあまり活きてこない機能ですね。

マイクロスイッチのカチカチ感が心地いい

ABXYボタンや十字ボタン、LRの追加ボタンのカチカチと確かなフィードバックのあるボタンの押し心地がかなり気に入りました。これはボタンの入力時に音が鳴らないほうがいい人にとってはデメリットになりうる部分です。

しかし、僕にとっては、入力するだけで触角と音の両方で気分を上げてくれるこのボタンスイッチの仕様はかなりグッドです。

割り当て可能な追加ボタンが圧倒的に押しやすい

コントローラー上部の追加ボタンであるL5・R5ボタンは手が小さい人でも押しやすい配置になっていて、大変親切です。

画像の下のコントローラーと比較すると、GameSir G7 Pro ZZZの方が追加ボタンが外側に位置していること、LT・RTトリガーの横幅が狭くなっているのがわかると思います。

背面の追加ボタンも人差し指をトリガーにかけたときにちょうど中指が来る位置にあって、押しやすいです。

押しやすいということは誤入力しやすいのではないかという懸念が生まれますが、スイッチ一つで背面ボタンの入力を無効にすることができるため問題はなさそうです。

スティックの精度がめっちゃいい

「GameSir Nexus」からスティックのデッドゾーンを0に設定し、スティック補正も行ってみました。するとドリフトすることもなく、少しスティックを傾けるとすぐに反応するようになりました。

多数の割り当て可能なボタンがある点と合わせて、FPSなどでこのコントローラーを利用する際にも、快適にプレイができそうです。

気になったところ・改善してほしいところ

次に、実際に触ってみて少し気になった部分を何点か上げていきます。

スティック交換が固すぎて困った

全部で8本あった高さや先端形状の違う交換用スティックですが、これを交換しようとしたところ少し問題が発生しました。

スティックが根元部分から外れてしまい、交換可能な部分がなかなか取れません。外そうと全身全霊の力を込めてもスティックの交換可能なはずの部品が一向に外れません。

壊れるんじゃないかという力で引っ張てみても外れないので、これは交換できないものなのかと納得しかけました。

その後10分程度格闘し、最後はアルコールを塗布してぐりぐりしたら何とか外すことができました。

今回開封しているのはレビュー見本品のため、製品版とは異なる仕様となっている可能性がありますが、ここまでスティックが外れないのは不親切だと感じました。

汚れがつきやすい

30分ほどゼンゼロを試しにプレイしたところ、結構気なる量の汚れが付着きました。画像では確認しづらいですが、布で拭いても取れないシミみたいなものもついてしまいました。

せっかくのコラボデザインのモデルなのに汚れやすいのは少し残念。白いフェイスプレートのほうはあまり汚れが目立たなかったので、メインで使うのはそっちのプレートになるかもしれません。

ファンアイテム要素が強い

この製品は定価が19,999円です。標準モデルのG7 Proが12,999円のため、差額が7千円となります。

大量の付属品と細部までこだわり抜かれたゼンゼロデザインが魅力の「GameSir G7 Pro ZZZ(ゼンレスゾーンゼロコラボモデル)」ですが、7千円分の差に価値を感じられるかどうかは、ひとえにゼンゼロが好きかどうかにかかっています

コントローラー自体を求めて購入するというよりは、ミュージシャンのファンがライブに行ってグッズを買うようなマインドで購入する製品に近い気がしました。ちなみに僕はゼンゼロが大好きなので、2万円でも買っていた可能性が高いです。普段使いはせず、飾っておくかもしれませんが。

総評:コントローラーとしては隙のない完成度。ただし重度のファングッズ。

コントローラーとしての完成度は間違いなく高いです。体感として使い心地はかなり良かったですし、昨今のトレンドを押さえた盛りだくさんな各種機能にはほとんど欠点がありません。PCのソフトウェアの使い勝手も良好です。

ただ、ほとんどの人にとっては標準モデルの「GameSir G7 Pro」であることも事実です。標準モデルとの差分である、隅々までゼンゼロ全開のデザインにどこまで魅力を感じられるかという1点がこのコントローラーをを購入する上での一番のポイントといえるでしょう。

ゼンゼロが大好きなプロキシの皆さんなら買って後悔することはきっとないと思います。ぜひ手に入れてほしいと思います。