今回はEDIFIER様から「EDIFIER MP330」をご提供いただきましたのでレビューします。

カラーはこちらで選ばせていただき、ブラウンを選びました。
カラー展開は全3色となり、「お洒落なで音質のいいスピーカーが欲しい」と思い立ったとき、どんな部屋でも合わせやすいと思います。
製品提供により記事を作成しています
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EDIFIER MP330 スペック

| EDIFIER MP330 スペック | |
|---|---|
| 対応コーデック | SBC |
| 定格出力 | ツイーター:11W×2 ミッドバスユニット:18W×1 合計 40W ※パッシブラジエーターは電磁気回路の無いスピーカー |
| スピーカー直径 | ツイーターユニット×2 ↳ 0.75 inch(=19mm) ミッドバスユニット ↳ 53mm×93mm パッシブラジエーター ↳ 47mm×109mm |
| Btバージョン | V6.0 |
| 再生周波数帯域 | 53Hz~40kHz |
| 入力端子 | Bluetooth USB-C microSDカード |
| 連続再生時間 | 約19時間 (50%ボリューム時) |
| マルチポイント | 対応(2台まで) |
| 外形寸法 | 207mm × 101mm × 116mm (横幅×高さ×奥行) |
| 重量 | 約1.13kg |
| その他 | 同種スピーカー2台を接続すれば ステレオペアをしてLR再生可能。 |
対応コーデックはSBCのみですが、スピーカーとなればどんなドライバーを搭載しているかのほうが重要。イヤホンもですが、LDACだから音質が良いとかはあんまり関係ないと思っています。
スピーカーの構成としては2つのツイーター(高音担当)と1つのミッドベースユニット(中~低音担当)が音を作り出し、1つのパッシブラジエーターが低音域を増強します。後述していますが、これが筐体前後に割り振られていることから「360°オーディオ体験」とPRしているようです。
音質レビューについては後ほど。
開封

実は今回、2つの製品をご提供いただきまして、上の小さいほうが本記事で取り上げる「EDIFIER MP330」。下の大きい箱がEDIFIERのウーファー。次回あわせてのレビューをさせていただきます。(ウーファーは合わせて使ってくださいと言われたが、まだ未開封。そもそも一緒に使えるのか?!)
関連:»EDIFIER T5s レビュー(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)
梱包は高級スピーカーよりしっかり

梱包がしっかりしているので、せっかくなので開封から「EDIFIER MP330」をお届けしましょう。

まずはお決まりのマニュアルと、写真を撮り忘れましたがその下にケーブル。

スピーカーはめちゃめちゃ固めなモールドパルプ(成形パルプ)でがっつり固定されていました。革の取っ手は変形しないように、そこだけ空間が開いている形状。

スピーカー本体はさらに不織布とビニールの2重梱包。どこまで気を使っているんだ。笑革の取っ手を保護する目的が強いのかもしれません。
それと、開封した直後に革製品の財布のような匂いがしました。公式に確認をとったわけではないので確証はないのですが、たぶん本革なのだと思います。質感もよく丈夫。
本体がかっこよすぎる

これがEDIFIER MP330。

うーん。ちょっとカッコよすぎないか。ぶっちゃけ写真で見ていた時は「取っ手はいらないのでは?」とか思っていたんですが、持ちやすいし、これ込みで見た目は大好き。
正面はロゴとボタン類

正面ビュー。正面からはあまりボタンの印字が見えないようになっています。

EDIFIERのロゴがキラリ。

このスピーカーの構想で最推しなのが操作ボタン。
ピアノのペダルのような印象を持たせるデザインと構造で、押すときに力が要りません。
こういった中型サイズのスピーカーでは横にボタンが付いていたら逆側を抑えてスピーカーが動かないように固定して押す。天面についている場合は、大体がゴムのグニッっとした感触の押し心地の悪いボタンだったりするので、スピーカーを直接操作する作業が気持ちよくありません。
EDIFIER MP330は“直接操作したくなる筐体”と言えば伝わるでしょうか。
背面にはUSB-CポートとSDカードスロット

背面は充電&USB接続ポートとmicroSDカードスロット。
ハイエンドスピーカーにmicroSDカードスロットが付いているのは珍しいですね。個人的には使う予定はありませんが、無線無しで店内BGMをかけたりするときに便利かも?とかは考えたりしていました。

USB-Cポートの横(SDスロットの逆)には給電時に光る赤色のランプ。
両再度にはメタル調の留め金

サイドは特に何もありませんが、革ベルトの固定部分までこだわり。

ネジデザインの固定具で「A PASSION FOR SOUND(音にかける情熱≒音へのこだわり)」のメッセージ入り。
ちょっと初期傷がありますが、これも包み隠さず。笑
底面の防振も完璧

底面は厚めのゴム足。音響機器なので、振動がダイレクトに伝わらないケアもばっちり。
実物を見ると評価の変わる革ベルト

取っ手の革ベルトはしなやかでありながら、へたることもない硬さ。取っ手付きのスピーカーを初めて手にした僕ではありますが、持ちやすくていいですね。
僕の中のスピーカー=無骨で四角い塊という印象が破壊されました。

今まではスピーカーは電源に常時接続で固定して使っていたのですが、持ち運んで好きな場所で使うのもアリですね。バッテリー持続時間は音量50%の時で19時間なので、持ち運びにもピッタリ。

改めてこのスピーカー筐体、かっこいいですよね。
ちょっとだけ僕の独り言です。
僕は個人的にスピーカーが好きでいろいろなメーカーのものを購入して持っているのですが、最近クラシックスタイルや落ち着いた雰囲気のスピーカーが少ないと思うんです。大手含め、どこのメーカーも近未來感やクラブ感、ゲーミング感が強いものが多く、結局手元に残すのは少し前の型の型落ちモデルばかりになりがち。
クラシックスタイルを新製品としてリリースしているメーカーには感謝しかありません。
ノイズ抑制まで考えられたケーブル

付属するのはUSB-C to Cケーブルのみ。充電だけでなく、EDIFIER MP330をUSB経由でPCと接続し音楽を再生することもできます。
という仕様上、ケーブルにはノイズ電流の伝播を抑えるフェライトコアがついています。こういう細かいところからも「A PASSION FOR SOUND」を感じますね。
5日ほど使ってみた感想
提供からレビュー入稿までにじっくり使えた期間は5日間。使った感想を率直に紹介します。
高級感MAX。どこでも馴染む

ここまでのレビューでもわかるように、高級感MAXというだけでなく、スピーカー本体のデザインがものすごく好きです。
ものすごく個人的な意見としてはSDカードスロットを使うことがなく、イメージ主体の感想になってしまいますが、安い無名ブランドのOME製品に搭載されているイメージがあるので、なくてもよかったかなと思ってしまいます。(SDカードなしの3.5㎜オーディオジャックを搭載してほしかった。)
ただ、機能やデザインで口を出すとしたら本当にそのくらいです。正面からの見た目はこの世に存在するスピーカーの中で一番好きかもしれません。

記事冒頭でも紹介した通りカラーも3色展開となり、どんな部屋でも馴染むデザインです。良い。
金色の部分の材質は非金属

このロゴ(エンブレム)含め、金色のの部分はオールプラスチック。冷たさを感じません。
始めて製品画像で見た時から開封してしばらくたつまでずーっと金属だと思っていたのですが、プラパーツの金メッキ仕上げ。
めちゃくちゃ正直に言えば、プラスチックだとわかった時から少し高級感は薄れたのですがそれは思い込み。軽量の観点からは優秀だし、真鍮の劣化(色変化)も気にする必要はありません。
触るまで金属だとわからないのはすごい。
遅延が無い?

本スピーカーは最新規格のBluetooth 6.0を搭載しているおかげなのか、ワイヤレス接続でも遅延をほとんど感じません。僕の間隔では遅延テストで遅延を感じるのは不可能なレベルで、演者の口元と声の遅延も無し。
YouTube:»Bluetooth ワイヤレスイヤホン/ヘッドホン 遅延テスト 60FPS
いつもプレイしているFPSで銃声やヒット音が若干遅延しているかもしれない。くらいの遅延だったので、使い道がかなり広がりますね。
これはEDIFIERがすごいのか?Bluetooth規格がすごいのか?ほかのBluetooth6系のデバイスを持っていないので、技術的なことはわかりません。
※送信側のBtバージョンが古すぎる場合、さすがに遅延が発生すると思いますのでご注意くださいね。
音質の評価

肝心の音質ですが、15,000円クラスの小型スピーカーとしては文句の付け所がありません。本当に。
おこがましくも点数化するならば、高音域95点、中音域85点、低音域110点といったところ。
韓国のビートボックスユニットBEATPELLA HOUSEの「Freaky Monday」という曲の1:30~の低音が全く割れ無しで大音量で再生できていることに感動し、そこからデスクで音楽を聴き続けています。音量を50%以上に設定すると近所迷惑になりかねないのでご注意を。笑
これまで良いスピーカーを持ったことがないという人であれば、間違いなく感動レベルの音質だと思います。
オーディオマニア向けに音質をレビューするならば、正面から聞いた時の中音域の音量が少し大きめで、少しだけ粗さも感じます。本当に少しだけなので、アプリのイコライザでドンシャリに設定すると各音域のバランスがよくなりました。
「360°オーディオ体験」について

スピーカーを分解することができないので、ここでは公式の画像を拝借し、公式が銘打っている「360°オーディオ体験」について。
EDIFIER MP330は前後にスピーカーを均等に配置している構成上、片側のスピーカーと比べて設置方向によっての音量の差を感じにくい特性があり、これが360°オーディオ体験の正体。
特段不満に思っている訳ではないのですが、真横からの音は少し物足りなさを感じます。(横にスピーカーがついていないので当たり前ですが笑)
また、前面に「ツイーター+ミッドバス」、背面に「ツイーター+パッシブラジエーター」の配置なので、前後の音特性が全く異なります。音質のレビューでも触れたようにツイーターと比べ18Wのミッドバスユニットの出力が少し強めなので、人によっては背面からの音のほうが好みかな?と感じる場合もあると思います。
と言ってもあくまで僕個人の感想であり、不満どころか前後左右の音の差に面白みを感じています。「配置によってこんなに違いが出るのか」とか、「電気回路の無いパッシブラジエーターでこんなに低音域に深みが出るのか」とか。
分解してスピーカーの教材にしてもいいくらいだと思います。
デザイン買いでも後悔しないスピーカー

レビュー記事を書き上げた直後ながらも、これをもう一台買い足してステレオペアにするか、ものすごく悩んでいます。
今は部屋用のメインスピーカーとしてSONYのSRS-XE300(2022年7月発売)をステレオペアで使っているんですが、音は最高な半面デザインと遅延に不満を持っています。映画を見るときに辛い。

スマホ、PCなどなんでもつなげることを条件としているので、有線のスピーカーはNG。ここをEDIFIER MP330×2台に変更したい…笑
とまあ、目の肥えまくった僕が2台目を検討しているレベルではあるので、これを購入して後悔する人も少ないはず。低下16,000円台でセール時14,000円台と考えると、今のベストバイな気がします。
※Amazonで購入する場合、製品ページでカラー選択可能です。
