レビュー

Moodify 電動ハニカムシェード レビュー |遮光・遮熱・防音・おしゃれが賃貸でもここまでできる

今回はスマートカーテンにカテゴライズされる製品、「Moodify電動ハニカムシェード」をご提供いただきましたのでレビューします。なじみのある言葉で言うなら電動で動くブラインド。

最大の特徴は減光+遮光で、合計200%分のシェードが格納されているところ。

こちらが全開。上にシェードが格納された状態です。

そしてこちらが減光遮光

今回は少し特殊な取り付けをしているので横から光が漏れていますが、シェードの遮光率はたぶん100%。いつでも夜が手に入ります。

この記事のサムネイルは全開・減光・遮光を組み合わせたものですが、さっそく実機を取り付けからレビューします。けっこうスゴイです。

一般販売がスタート!

Makuakeで先行販売が終了し、2025年12月よりメーカー公式サイトでの一般販売がスタートしました。

公式»Moodify電動ハニカムシェード(Moodify公式サイト)

Makuakeで先行販売実施中(終了)

Moodify電動ハニカムシェード」は、現在Makuakeで先行販売されています。

Makuake»未来をまとうスマートカーテン|Moodify電動ハニカムシェード(終了したプロジェクト)

製品提供により記事を作成しています

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取り付けからMoodify電動ハニカムシェード×2本レビュー

今回は2つの窓用にMoodify電動ハニカムシェードを2個ご提供いただきました。本当は大きいほうだけのつもりでしたが複数の窓でもOKということで、お言葉に甘えてしまいました。

せっかくシェードに変えるならどちらも交換して「100%シェードの部屋」を作ってみたかったのでうれしいです。

到着。ボコボコだったけど梱包は厳重

届いたものがこちら。大きいほうが横幅1,740㎜。小さいほうが横幅795㎜。高さはどちらも1,283㎜です。

どちらも採寸してオーダーメイドで作っていただきました。購入前にサイズをバシッと決めてしまう必要があるのですが、測り方がわからなかったり心配だという方向けにMoodify専用の商品券(現在は終了)という形で確保しておくこともできるため良心的。

箱はけっこう…を超えたレベルでボッコボコ。今回はレビュー用に単体で海を渡ってきたのでこうなってしまったのだとか。実際にリターンとして届く時には皆さんの注文がまとまって国内に入るので、ここまでの損傷にはなりにくいとのこと。(中身は無事でした。)

箱が長すぎて室内で取り出せない。笑

と思っていたら、開け方を間違えていました。

横に開封するためのポロポロがあるのに、箱を廃棄するときまで気が付けませんでした。不覚。

これも箱を廃棄するときに撮影したものですが、様々な長さに対応できるスリット構造で2重になっており、合わせて保護用のクッション材も使われています。たとえ箱がボコボコになっても中身は守られる構造なので安心。

大型の製品はどうしても配送中にボコボコになることがありますからね。

開封と内容物のチェック

 

引っ張り出したシェード本体と付属品。

Moodify電動ハニカムシェードの内容物は以下の通り。

電動ハニカムシェードの内容物

  • Moodify電動ハニカムシェード
  • Moodifyハブ(+ケーブル・電源)
  • 本体充電用ケーブル
  • ブラケット(穴あけ式取り付け)
  • 取り付けネジ(穴あけ式取り付け)
  • 六角レンチ(突っ張り式取り付け)
  • リモコン
  • ソーラーパネル

今回お送りいただいたのは「穴あけ式取り付け」。なのですが、穴をあけないでカーテンレールに取り付けする方法で設置することになりました。

充電用のソーラーパネル。基本的にはこのソーラーパネルで常時充電する形で運用します。

コンセントやモバイルバッテリーからの充電もできるので、もし太陽光が届かない部屋で使う場合でも大丈夫。充電は半年に1回でいいのだそう。

充電ケーブルとシェード取り付け用のブラケット

Moodifyハブ。ハブはシェードとの中継地点になるデバイスです。複数のシェードを1つのハブ(スマホアプリ)でコントロールできます。

専用のリモコン。1から5までボタンがあり、最大5台のシェードを同時操作できます。今回は2台ですが、これむちゃくちゃ便利。

操作はこのリモコン専用アプリ音声アシスタント(Google・Alexa)の3通りでコントロールでき、すべての設定を済ませておけばシーンに合わせて選べます。

注:僕は賃貸住み。ちょっと特殊な取り付けです

Moodify電動ハニカムシェードの取り付け方法は2通りあって、基本は「突っ張り式取り付け」もしくは「穴あけ式取り付け」のどちらです。

僕の家は突っ張り棒を固定できるような深めの窓枠でもなければ、賃貸の壁に穴をあけることもできません。

今回は「穴あけ式取り付け」のアタッチメントを活用した「カーテンレール取り付け」で設置します。

今回の取り付け方法は現段階(執筆時点)ではメーカー非公式の取り付けとなります。

写真にてカーテンレールを確認していただきOKをいただきましたが、カーテンレールの施工方法によってはレール自体が変形してしまう可能性があります。

ほとんど無いとは思いますが、いわゆる“手抜き工事”がされている物件だと重さに耐えられないとのこと。

公式から紹介されている取り付けは「たいしょんブログ」さんでレビューされている通り、1分ほどで終わるくらいの簡単なものになっています。(僕の家もこんな窓であってほしかった。)

外部サイト»たいしょんブログさんのMoodify電動ハニカムシェードレビュー(突っ張り式の様子)

ただ、カーテンレール用のアタッチメントがあるくらいなので、取り付け方法としては「可」となる物件のほうが多いとは思います。今回、非公式の方法で無理やり取り付けるというよりは、突っ張り式・穴あけ式に次ぐ、第3の取り付け方法のテスターという感じです。

肝心の取り付け方法ですが、カーテンレールのストップカバーランナー(カーテンをつなげておくリング状のパーツ)をすべて外し、完全にレールだけの状態にします。

そこに穴あけ式のブラケットを通す。

設置間隔は穴あけ式と同じで、端から200㎜地点。シェードの全長が1,500㎜を超える場合は追加で中心にも1つで、合計3つのブラケットを使います。

これは短いシェードの取り付け前画像ですが、このような形になります。

横から見た時に、ネジ止め部分と壁側の両方に触れるように設置できるのが理想かもしれません。(長穴になっているので少しだけ融通が利きます。)

このブラケットさえ取り付けできれば、あとはシェードをはめ込むだけ。

取り付け前の電導ハニカムシェード

はめ込む前のシェードの見ておきましょう。一度取り付けたら外す機会も少ないでしょうからね。

正面から見て右端になる部分。ケーブルが伸びていますが、これはアンテナ。取り付け時はカバーの下にしまっておいて問題ありません。

アンテナの根元にあるのがペアリングボタン。2秒間の長押しで約1分間、ハブやリモコンとペアリングするモードになります。

正面から見て左端になる部分。主電源と充電ケーブルが伸びています。(見切れていますが。汗)

初回は満タンまで充電することが推奨されているようなので、ソーラーパネルを接続するケーブルにモバイルバッテリーをつないで充電しました。ランプが緑になったら満タン。

取り付けは簡単。横幅1,500㎜以上は2人での取り付けを推奨

一人作業なので設置するシーンの写真は撮れませんでした。すみません。

内部がバネ構造になっているブラケットにシェードの上部を押し付けるだけで噛み合う仕組みで、取り付けは簡単。横幅1,500㎜を超える場合は2人で作業したほうがいいですね。

近寄ってみるとわかるように、縦15㎝の幅に100%分の遮光シェードと100%分の減光シェードが格納されています。

さりげない「Moodify」のロゴも良い…!

ソーラーパネル取り付け

シェード設置の次はソーラーパネルの取り付け

正直ソーラーパネルは無しのほうがスタイリッシュで見た目が良いので、半年に一度の充電でいいのであれば付けないという選択肢もアリかも。

ソーラーパネルは「ソーラーパネル本体」と「ソーラーパネルホルダー」に分かれているので、ホルダーのみを粘着テープで固定します。

ホルダーを張り付けて、ソーラーパネルをはめ込む。

コイルケーブルがビヨーンと伸び、パツパツに見えますが、1mまでは伸ばして大丈夫らしいです。

奥側の窓につけてしまうと開閉に支障が出るので、必ず手前側の窓に張り付けましょう。

小さい窓のほうも同じ手順でサクッと交換していきます。

ブラケットを取り付けて…

シェードをはめ込む。小さいほうは軽いので取り付けも楽。

簡易的なビフォアフターです。遮光カーテンの時はエアコンの風でヒラヒラしていましたが、シェードはずっしり感が違いますね。

突っ張り方式で取り付けできれば横からの光漏れもカットできるので、これがレール取り付けの限界といったところでしょうか。

ソーラーパネルの取り付けの前に好奇心旺盛な僕。

ケーブルがType-Cだったのでスマホにつなげてみたところ、普通に窓越しの太陽光で充電できるではありませんか。もちろん充電は遅いと思いますが、これ災害用に欲しいですよね。笑

もし避難することになったら、窓からソーラーパネルだけ剝ぎ取って逃げることにします。

最後にソーラーパネルあり・なしの比較です。やっぱりパネルなしの見た目のほうが好きですね。おしゃれと利便性はトレードオフ。

※パネルの飛び出しについて

今回はカーテンレールに取り付けているので、通常の取り付けと比べてシェードが少し窓より上に設置されています。

メーカーに確認していただいたところ、「通常の取り付けでは、下から覗き込まなければ込まなければソーラーパネルは見えにくい。」とのことでした。

ハブの設置

MoodifyハブはコンセントにつなぐだけでOK。とくにハブ本体を触って設定することはありません。

リモコンで操作する場合はこのハブを経由しないので、スマホアプリを使わないならMoodifyハブを設置は不要。

まだ設置する場所を決めていないので、検証用の電源に接続しています。(今もそのまま。)

Moodify電動ハニカムシェードの細部

2窓分シェード設置が終わったので、少し細部を見てみましょう。

シェードは真ん中で重りを兼用している仕切りが境界線となり、減光(上・白)遮光(下・黒)の2種類がそれぞれ100%の高さ分格納されています。

減光(白)シェードを100%にしたときは遮光(黒)シェードは開かず、重りのようにシェード最下部に固まるといった仕組みです。

逆に、遮光(黒)シェードを100%にしたときは減光(白)シェードは上部に収納されたまま動きません。

減光と遮光の上下を変更することはできませんが、どちらをどのくらい開くのかを調整することもできます。画像のように30%くらい減光シェードを開いておくと、目線より高い位置に拡散した光が広がるのでお気に入り。

どちらも全く同じ割合にしておけば見た目も良いですし、夜型の僕にとってこれ以上無いくらい優しく朝を迎えることができます。

シェードの構造

肝心のシェードですが、横から見ると六角形が縦に連なる構造になっています。厳密にはハチの巣のように正六角形が隙間なく並んでいるわけではないので「デザイン的なハニカム」です。

といった重箱の隅を突くような話をしているので友人との会話が長続きしない今日この頃ではありますが、構造面ではとても優秀。六角形に見えますが、正確には二角で折りたたまれて、収納時は限りなく薄くなり、展開した空洞には空気がとどまります。

エアコンの節約のために窓にプチプチを貼っているご家庭もあるかと思いますが、まさにそれです。

この構造のシェードが減光+遮光で合計200%分と、電導で動くモーター機構バッテリーなどが15㎝の幅に収まっているわけですから、よく考えられている商品だと思います。

機能としては「遮光・保温・遮音」の3つがメインとして紹介されていますが、僕の家は防音な家なので、音についてのレビューはできません。

リモコン取り付けのカスタマイズ

リモコンは見ての通り、1から5までのボタンにシェードを割り当てでき、「田」のボタンで登録したシェードの一括操作。リモコン中央で遮光・減光の独立動作と、すべての動作を停止するボタン。緊急停止としても使えます。

「アプリで操作するからリモコンは使わないだろう。」と思っていたのですが、シンプルで直感的な操作が癖になり、立ち上げが面倒なアプリより使用頻度が多いです。便利です。

そんな便利なリモコンの設置ですが、マグネットのホルダーで壁掛けができるようになっています。

でも、剝がれやすい壁紙に粘着テープを貼るわけにはいきません。

ということで粘着テープを剥がし、少しカスタムします。

グラインダーにドリルをセットして2か所穴をあける。

画鋲でもいいと思いますが、より壁の穴が目立ちにくい虫ピンで壁に固定します。

これで壁はほぼノーダメージでスタイリッシュに壁掛けできました。

リモコンホルダーの穴あけ、おすすめです。

専用アプリ

専用アプリは「Moodify」という社名アプリを使います。まだシェードしか商品がない(と思う)ので、アプリの作りはシンプル。

Moodify(アプリ)」→「Moodifyハブ」→「Moodify電動ハニカムシェード」の同線で接続します。そこまで難しい設定はないので詳細な説明は省きますが、気を付けるポイントとしてはWi-Fiの接続が2.4Gのみの対応でした。

スマホに接続されているWi-Fiがそのままアプリに反映するので、5Gではなく2.4G回線に接続していることを確認しておきましょう。

これが操作画面なわけですが、リモコンより直感的にシェードを制御できます。ものすごく使いやすい。

スマートホームデバイスの初版アプリの出来は悪いのが当たり前くらいに思っているのですが、Moodifyアプリは目立った粗がありません。

音声アシスタントも「OK,Google」「Alexa」の2種類に対応しているので必要十分。

音声アシスタントでの開閉は「遮光」の0⇔100のみ

僕の部屋はGoogle Assistantでコントロールしているデバイスが多く、「OK,Google、カーテン開けて(カーテン閉めて)」にシェードの開閉を登録しました。

音声アシスタント経由でできるのは、画像の【遮光()シェードの[ 0 ⇔ 100 ]のみ。減光シェードを出したり、割合を調整したりする時はアプリかリモコンで操作する必要があります。

1週間くらい使ってみた感想

今回はクラウドファンディング期間中に(早めに)レビューを作ったので、使っていた期間は1週間くらい。

限られた期間ではありますが、感じたことをそのままお伝えします。

もう、なによりも見た目。好きすぎる

率直な感想としてはスタイリッシュでかっこいいという感想につきます。機能も褒めたいところではあるのですが、まずこのビジュアルですよね。僕の好みのドンピシャです。

もちろん僕だけでなく、部屋を見に来た嫁と弟からも絶賛で、「これ賃貸に付けられるのすごいね」と共通の感想をもらいました。

ザ・憧れの窓。

駆動音はけっこう静か。全く不快にならないタイプの音

駆動音は静かです。

もちろん無音というわけではないですが、スマホのデシベルアプリで反応しない系の音。全く不快な音ではないので、音がこの製品のネックになることはなさそうです。

見た目がチープだけど、リモコンが使いやすい

見た目や質感がそこまで高いわけではない(むしろ安っぽいとまで感じる)のですが、使い勝手は最高。特に、複数のシェードを同時でコントロールするときには快感すら覚えます。

でかい家に住んで、5台同時操作したい。

撮影用のライトを買わなくてよくなった

これ、個人的に隠れメリットだと思ってるんですけど、太陽光が優しい照明になるので、ソフトボックスで拡散する系の撮影用ライトと同じような光になります。故に物撮り用として購入を検討していた照明が完全に不要になりました。(外が晴れているだけでいい。)

太陽光が必要とはいえ、ゼロスペースで照明をGETできるのはお手軽すぎる。最高。

Moodify電動ハニカムシェードに感じる唯一の欠点

最後にはなりますが、Moodify電動ハニカムシェードに感じた唯一とも言える欠点。

引っ越せない

持ち家の方はそこまでシビアになることはないと思いますが、賃貸の方はオーダーメイドで作ったシェードが次の家に合う保証はありません。

今回のカーテンレール取り付けであれば、多少小さめの窓に取り付けることは可能かとは思いますが、突っ張りで購入した場合は難しいと思います。

こればかりは仕方がないことではありますが、引っ越せない…。いや、裏を返せば引っ越したくないと思うほど気に入ってしまっているともいえるかもしれません。

持ち家や賃貸に関わらず【今の家に長く住む予定なのか?】という点も判断材料としては大きいと思います。

総評:自分の部屋が最高に好きになった

Moodify電動ハニカムシェードの総評となりますが、まず感じたのは「こんなに部屋の雰囲気って変わるんだ」という驚きですよね。シェードを設置しただけで洗練された空間になります。

光を柔らかく取り込んだときの心地よさと、いつでも夜が手に入る喜びをワンタッチで(窓に触れることなく)切り替えられるのも、思っていた以上に快適です。

自分の部屋に籠るのが今まで以上に楽しくなりました。(もうほんとに引っ越したくない)

一般販売がスタート!

Makuakeで先行販売が終了し、2025年12月よりメーカー公式サイトでの一般販売がスタートしました。

公式»Moodify電動ハニカムシェード(Moodify公式サイト)

Makuakeで先行販売実施中(終了)

Moodify電動ハニカムシェード」は、現在Makuakeで先行販売されています。

Makuake»未来をまとうスマートカーテン|Moodify電動ハニカムシェード(終了したプロジェクト)