レビュー

Rasical Monitor Arm レビュー|デスク面から74cmの高さが出る高級アーム。最高だった。

今回は「Rasical Monitor Armラシカル モニターアーム)」のレビューです。記事のサムネイルの左側に公式画像を引用している点はお許しいただきたいんだけど、モニターアームみたいな縁の下の力持ちを映えさせる写真は僕には撮れません。リアルをお伝えしていきたい。

本レビューは、前回レビューした「Rasical Desk」の実質的な続編となっており、デスクを中心に「Rasical」で環境を構築していくシリーズの第2弾。これからご提供いただいたり、自分で購入するたびにラシカル記事が増えていくことになるでしょう。

前回の記事»Rasical Desk レビュー|背面で育てるデスク(これから進化する)

第2弾となる今回の記事では、提供していただいたモニターアーム(Rasical Monitor Arm)と、勝手に自費購入したデスク足のキャスター(Caster for Desk / Table)を同時に紹介します。

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※今回のモニターアーム単体では割引されません。もしまとめ買いで合計金額が5万円を超える場合にお使いください。

公式»Rasical Monitor Arm(アーム)
公式»Caster for Desk / Tablek(キャスター)

まずはキャスターから。これが無いと何も始まらない。

これが前回のレビューで組み立てながら紹介したデスク。

今はこんな感じでセットアップしていて、おそらく総重量で70㎏を超えます。(天板160cm約23.0kg・脚約31kg・上に乗ってるもの約15㎏)

重すぎ。

これではモニターアームの取り付けはおろか、日頃のメンテナンスや掃除もできません。余談ではありますが、今回この「Rasical Desk」で電動昇降デスクは4台目となります。このデスクがご提供いただけることを機に、1台は弟に譲り、僕の作業部屋にある電動昇降デスクは計3台。

例外なくすべてのデスクにキャスターを付けているので、提供品に付属しないのであれば自分で買う。じゃないと僕の寿命が縮む。

ということで品薄が続いていたキャスターCaster for Desk / Table)も同時に届いたので一緒にレビューします。

公式»Caster for Desk / Table

ぶっちゃけキャスターはどこのメーカーのどこの商品でもいいんだけど、場合によっては(上に置くものによっては)100㎏弱を支える可能性がある。これでデスクが崩れ落ちたり、床を傷つけるわけにはいきません。

ということで少し時間がかかったけど純正をチョイス。値段はそんなに高くないです。

FlexiSpot(フレキシスポット)製のキャスターとの比較

記念にというか、キャスターを取って比較する機会もないだろうと思い、2年前くらいに購入して今まで全く問題のないFlexiSpot(フレキシスポット)製のキャスターとの比較も残しておきます。

ホイールの直径はどちらも50㎜と差はなし。

横から見るとRasicalのほうが地面との接地面積は大きいみたい。ホイールとしての形はRasicalのほうが好き。ただ、ロック機構がちょっと固いかなという感じ。実用面での問題はなし。

ねじの太さや長さ、ピッチは完全に一致しているようM10ネジで共通)なので、実用面ではどちらのキャスターでもよさそう。

キャスターの取り付けは気合

デスクへの取り付けはシンプルで、デスクをパワーで持ち上げて付属の台座と交換するだけ。

パワーで持ち上げた隙にホームセンターで無料で配っていた木端を挟んで高さを出す。(毎回このやり方)

年老いてこれができなくなったらエアジャッキを買おうかと思っていますが、できるだけ自分を甘やかしたくない。

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キャスターありだとデスクの高さが変わる

このキャスターを取り付けるとデスク自体は4~5㎝ほど高くなるので、ローポジションで使っている人は頭に入れておくように。

実際に写真で見てみるとこのくらい高さが変わります。

これでデスクをスイスイ動かすことができ、やっとデスクの上を触れるようになった。歓喜。

ここからRasical Monitor Arm のレビュー

やっと本題のアームのレビューですが、設置前のデスク環境はこんなところで、モニターアームを使っているのが32インチの一番大きなモニターとノートパソコンの2本。

ノートパソコンを支えているアームはAmazonで購入したもので、ほぼノーブランドの製品(今は商品ページすら消滅している)。

別に大きな不満があるわけではないんだけど、ノートパソコン=軽いという軽率な発想で安いアームを選んでしまい、このアームではスムーズな動きができない。引っかかるような感覚がある。(よく動かすものほど良いアームを選ぶべき)

これに高級アームを使うのはもったいないとは思うのだけど、32インチを支えているのはモニターアーム界のキングであるエルゴトロンなので、致し方なくAmazonの無名アームがリストラとなる。

梱包がものすごく丁寧でデカい

これが届いたばかりのRasical Monitor Arm。シングルタイプのモニターアームとしては過去最高クラスに箱がデカいです。

重量は7.7kgと重いけれど、前記事で組み立てたデスクに比べたら楽勝。

高級アームによくあるカスタムフォームインサイトで丁寧な梱包です。

各パーツの形状はシンプルで組み立てしやすい

これがすべてのパーツ。袋にアルファベットのマーキングがしてあり、説明書通りに組み立てていくだけ。

取り付け方法は「クランプ式(はさんで取り付け)」と「グロメット式(穴に貫通させる取り付け)」の2パターンに対応しており、どちらを選択するかで使うパーツが変わってきます。

アーム取り付け

ここから既存のアームを撤去して、Rasical Monitor Armを取り付けしていきます。

既存の格安アームの撤去

ノートパソコンの台座になっているのはZepSonの鉄板。常に2,000円くらいでおすすめ。最低限の干渉防止のシリコンが付いただけの鉄板だけどね。

ラシカルの製品の競合になってしまうようなモノを紹介してすみません。ラシカルのノートパソコン取り付けトレイ(Laptop Holder for Monitor Arm)のほうが作りがしっかりしてそうだし、横のガイドもあるし、シリコン面が多めでパソコンは守られそう。価格は倍。

公式»Laptop Holder for Monitor Arm

ノーブランドアームの撤去が完了。

今回のレビューではデスク裏や解体したデスクをたくさん写す関係上、ごちゃ付いた汚い写真がたくさん登場してしまうと思いますのでご了承ください。

今回は「グロメット式(穴貫通)」で取り付けてみる

ラシカルデスクには3つの長穴が開いているので、今回はその穴を生かし貫通させて取り付ける「グロメット式」でアームを取り付けます。

付属の説明書はデスクの時と同じでカラー印刷かつ丁寧な解説で迷うことなく組み立てられます。届いた段階ではクランプ向けのセットアップになっているので、まずはクランプパーツを外します。

デスク面を保護するための「補強プレート」も付属しているアームは珍しいですね。クッション質の「傷防止シート」を貼ってデスクを更に守ります。

ちょっと写真では伝わりにくいかもしれませんが、小さいほうのプレートに大きめのバリがありました。けっこう尖っていたので、バリが飛び出ている側とは反対にシートを貼り付けました。

バリをデスク面につけてしまうと確実に傷になる大きさだったので、プレートに限らず確認は怠らないようにしましょう。怪我もしないようにね。安全第一。

もし貼り付けに失敗しても1回くらいなら剥がして貼り直しができるくらいの粘着力でした。

組み立て。積み上げるだけで簡単

グロメット式で取り付けるので、写真のように穴を貫通させる形で取り付けのスタートです。穴のサイズをいっぱいに使うわけではなく、付属の長いボルトが通る大きさだけあればOK。

ボルトに保護プレートを通し、「グロメット固定用プレート」をねじ込みます。

ガチガチ固定します。取り付けあとですが、ボルトのあまり部分が数センチの突起になって残ります。ここは何かをひっかけてしまわないように注意ですね。

ここからは取り付け方法に関係なく組み立ては簡単です。基本的には上に積み上げていくだけ。最初は支柱を差し込み、小さいネジ(あらかじめ支柱に埋め込まれている)を締めて固定。

次は支柱に「ケーブルカバー」と「高さ調節リング」を差し込んでおきます。

このリングは好きな高さで固定すればアーム根本の高さを固定できるパーツです。一見ネジのむき出し固定かとおもいきや、ネジ→プラ素材で固定している模様。

これ、支柱を傷つけないための設計で、ものすごく考えられていますし、細かい設計です。高級アームであっても高さを変更するたびに支柱に穴のような傷がつく製品も多く、それが嫌すぎる自分からすれば最高の設計です。

支柱に「アームC」を差し込む。(取り扱い説明書の正式名称)

アームC」の先端に「アームB」を差し込む。

アームB」の先端に「ブラケット」を差し込む。これでアームの形は完成です。なんて簡単なんだ。

最後に背面用のケーブルカバーを取り付けます。

一点気になったのは、アームを一番低い高さで運用する場合、ケーブルカバーの工具入れにレンチが刺さりません。

モニターの取り付け

続いてはモニターの取り付けです。写真を撮るために、ブラケットパーツのみ取り外しました。(本来は取り外す必要はないです。)

ブラケットパーツ取り付けられている本のネジを外すと、モニター側に取り付けるプレートが外れます。

このプレートだけをモニター側に取り付けて、モニターとアームは上からひっかけるだけで固定できます。

もう重いモニターを持ち上げながらねじ止めをする苦痛とはおさらばです。

頭の薄いネジでないと取り付けできない

ただし、モニターを止めるVESA規格のネジは、写真のように高さがあるものだと使うことができません。

もちろんこのネジも付属しているので、今回はこちらを使用。

これで問題なく取り付けができます。

アームの強さ調節はわかりやすくて簡単

取り付けるもの(の重さ)によって支えるパワーを調整する必要があるので、この2か所で調節を行ってください。

エルゴトロンとの比較

これでエルゴトロンとRasical Monitor Arm の両方がならびました。贅沢です。

簡易的な比較ですが、Rasical Monitor Arm は支柱が長い分ほかのアームよりもかなり高い位置に設置ができます。(エルゴトロンは現在位置がMAXの高さ。)

モニターを縦2枚配置するときの上側のアームに最適なんじゃないでしょうか。

実測ではありますが、デスク面からアーム中心までの高さが最大で約74㎝。最大の高さにしてもガタツキも少なく、動作も滑らかです。これ今まで使ったシングルタイプのモニターアームの中で一番良いかもしれません。

一番良いということはですよ…。

まさかのエルゴトロン敗退→撤去。想定外

全バラです。ラシカルがメインに昇格です

今までメインとして使っていたエルゴトロンをサブのノートパソコンアームとして使い、Rasical Monitor Arm をメインモニター用に入れ替えます。

いや全く考えてなかったですよ。このタイミングでモニターアーム界の王者エルゴトロン様とお別れするなんて。一生メインアームとして活躍していただくつもりで買いましたから。

ただ、僕の感想としては「ERGOTRON LX」 vs 「Rasical Monitor Arm」は Rasicalの勝利です。

32インチモニターを取り付けてみる。安定感抜群

デスクを全バラして疲れていますが、ここから気合です。

32インチモニターにプレートを取り付けます。ちなみにこれは間違えて逆につけてしまっている様子。

これね、逆向きなんですけど、本来の意味としては上方向になる向きに上矢印なんですよね。でも下方向の下矢印ともとれるので、矢印では意味なし。

うえ」とか「」、「UP」がわかりやすいですね。

プレートを取り付けたモニターは、ひっかけて乗せるだけで取り付けできます。本当に楽。

これで左のサブがエルゴトロン、右のメインがラシカルになりました。

エルゴトロンのほうはもう2年以上使っているので劣化があるのかもしれませんが、モニターを移動するときのスムーズさはラシカルのほうが上です。アームを真横に伸ばした時の剛性は同じくらいで、どちらもあまり揺れません。

支柱が長いおかげで、ハイポジションへの対応はラシカルの完全勝利です。

正面から見るとあまり変わっていないように見えるかもしれませんが、ラシカルに変更したモニターを少し上にあげることができるようになりました。(最大にすればあと15㎝くらい上にあげれる)そのおかげで今までよりも下のモバイルモニターの角度を起こすことができるようになりました。

もちろんエルゴトロンに変更したノートパソコンアームも、格安ノーブランドアームより滑らかに動くようになり満足です。

設置後、別日に撮影したデスクです。

最近は32インチ4Kモニターをハイポジションに設置し、その下にモバイルモニターを2枚設置した3画面構成(ノートパソコンも入れると4画面構成)にハマっています。もし、大画面の下に何かを設置したかったり、デスクシェルフを使う人であれば、今回ご提供いただいたモデルのRasical Monitor Armが最もおすすめだと思います。

(シェルフと一緒にアームを売っているメーカーは少ないし、だから、かゆいところに手が届く設計になっているんだと思います。)

Rasical Monitor Arm かなり良い。僕の中では過去一。

総評となりますが、ものすごくおすすめです。

価格は2万円弱でハイエンドアームの価格帯ではありますが、その価値は十分にあり、ほかの同価格帯のアームと比較しても引けを取らない製品だと思いました。

何より、一生ものだと思って自費購入したエルゴトロンを引退させてしまったのはかなりの想定外。

これまで10以上のモニターアームを試して来た知見をもって見ても、摩耗する部分がすべて金属製ですり減る部分もなく、何度取り付け直しても傷がつくような部分がない設計には脱帽です。(他社の批判ととらえてほしくはないのですが、エルゴトロンにはプラスチック素材の摩耗ですり減り、黒い粉が出てくる接続部分がある。)

正直、ラシカル公式サイトにあるデュアルアームが気になりまくってる。エルゴトロンのデュアルアームに高さが欲しくなったときは、迷わず買うと思う。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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注文合計が5万円以上で使用可能。合計金額より3,000円OFF。

※今回のモニターアーム単体では割引されません。もしまとめ買いで合計金額が5万円を超える場合にお使いください。

公式»Rasical Monitor Arm(アーム)
公式»Caster for Desk / Tablek(キャスター)

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